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調理実習(通所リハビリテーション)

通所リハ(デイケア)のご利用者様から
「ハンバーグを作ってみたい」との声が・・・
ただ、その利用者様は脳卒中の後遺症で
右半身が動きません。
そこで・・・作業療法士の腕の見せ所(出番)です。
<ハンバーグ作り その1> ○たまねぎを切る
片麻痺の人がで包丁を扱う時に一番大切なのが
「固定」です。
切る対象物を固定するために、
このような「釘付きまな板」を使ったりします。

しかし今回は、利用者様の能力を信じて、
あえて「釘付きまな板」を使わずに切ってもらいました。
さすが主婦歴ウン十年、利き手ではない左手でも
上手に切れました(^○^)

<ハンバーグ作り その2> ○タネをこねる

私としたことがここで失敗・・・(+o+)
使い捨てのグローブを用意していたのに直接手で・・・
この後手洗いが大変でした・・・(-_-メ)
<ハンバーグ作り その3> ○成型する
両手が使えないので成型は「型」を使いました。

鉄製の「型」は外す時にタネもくっついてしまうので
牛乳パックを切った「型」を使用。
柔らかい牛乳パックの型だからこそ、小判・ハート・四角な
どいろんな形に成型できます。
<ハンバーグ作り その4> ○焼く
今回の料理での肝がこの焼く作業。
料理の過程において、この「焼く」作業のハードルが高いです。
やはり、火の出る調理器具を使うのは火事や火傷の危険が
あるため、障がい者が料理をしたいと思っても腰が引けて
しまう原因のひとつかと思います。
そこで・・・今回はレンジでも「焼く」ことのできる調理器具を使います。
こんな感じでまず3分加熱・・・じっと待ちます。

3分後、ひっくり返してみると・・・
こんな感じで焦げ目が付きました。

さらに3分加熱したら・・・こんがり焼けました(^○^)

クックパッド風に寄りで1枚♪おいしそう!!

では味見を・・・パクリ(^ム^) 美味しい(^^♪

今度は「ポテトサラダが作りたい」と、前向きなコメントをいただきました。
池田の街で練習を重ねて、いずれはご自宅でも料理ができるように
なるといいですね。
このように、障がいがあっても主婦業の一部を取り戻すリハビリも行っています。
ケアセンター池田の街(池田の街デイケア)
リハビリ科 作業療法士 杉山 将