今年で３歳になるお孫さんがいらっしゃる利用者様（以下Aさん）が
ある日、作業療法士（以下OT)に相談が・・・・
Aさん：「来月、孫が誕生日だから何かプレゼントをしたいんだけど、
　　　　　私にも作れるものある？」
OTとAさんで何をプレゼントしようか考えました(・・?）
OT　：「お孫さんは今何をして遊んでいますか？」
Aさん：「おままごととかスマホのゲームかなぁ」
OT　：「スマホのゲーム(◎o◎)現代っ子ですね(+o+）
　　　　　では、おままごと用のエプロンなんかどうでしょうか？」
Aさん：「いいね、そうしよう。でも（私に）できるかな？」
心配もそのはず・・・
Aさんは脳梗塞の後遺症で左半身に重い麻痺が残っています。
右手しか使えない状態で何年もやっていない針仕事ができるか
不安な様子でした。
OT　：「片手でも縫い物ができる道具を作りますから大丈夫です。」
Aさん：「じゃあ、やってみようかしら」
ここからOTは片手でも縫い物ができる自助具の制作を開始(^_^)/
でも実はノープラン(-_-メ)
どうすればいいか考えながら・・・・制作時間３時間(^_-)
自助具の完成＼(^o^)／


こんな感じで布をピンと張った状態にして固定して縫っていきます。

当施設にご寄付をいただいた端切れや布の中から
Aさんがお孫さんの好みの布をチョイス。
さっそくエプロン制作開始。

リハビリや入浴の合間にチクチク・・・
とっても可愛くできました(^^♪

後日こんな写真が・・・

寝る時もパジャマの上に着て寝ているそうです(#^.^#)

これを機にAさんもやる気になり、
現在は「巾着袋」を作成中です。