お知らせ NEWS
消化管造影剤『ガストログラフィン』の代替薬剤使用(適応外使用)に関する包括同意(お知らせ)
当院では、診療上必要と判断した場合、非イオン性ヨード造影剤である『イオパミドール』を消化管造影検査の代替薬剤として使用することがありますので、お知らせいたします。
1. 代替薬剤使用の背景
これまで消化管造影検査には、国内で薬事承認されている『ガストログラフィン』を主に使用してまいりました。しかし現在、同薬の全国的な供給不安定および入手困難な状況が続いております。 当院では、患者様に対する必要な検査・治療を遅滞なく実施するため、安全性を慎重に検討した上で、『イオパミドール』を代替薬剤として使用することといたしました。
2. 適応外使用についてと安全性
『イオパミドール』は、血管造影・CT検査・尿路造影等において薬事承認を受けておりますが、消化管造影検査における使用は国内の添付文書上の効能・効果に含まれておらず、「適応外使用」に該当します。
- 安全性の理由: 本剤は血管内への直接投与が認められている非常に安全性の高い薬剤です。消化管造影検査では胃や腸管内に投与し、体内への吸収はほとんどないため、全身への影響や重篤な副作用のリスクは極めて低いと考えられています。また、海外においてはガストログラフィンと同様の適応が承認されており、その安全性と有効性は確認されております。
- 費用負担について: 通常の保険診療と同様の扱いとなります。万が一、本検査に関連して副作用が生じた場合も同様に保険診療となります。
- 副作用被害救済制度について: 医薬品を適応外使用する場合、国の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
3. オプトアウト(情報の公開と同意の拒否について)
本検査は緊急を要する場合も多いため、個別の患者様・ご家族様に事前に書面で同意をいただくのではなく、院内掲示ならびにホームページ上での情報公開(オプトアウト)という形式をとらせていただいております。
本件に関する内容にご同意いただけない場合や、ご不明な点・ご質問がございましたら、遠慮なく主治医または医療スタッフまでお申し出ください。ご意向を確認のうえ、適切に対応いたします。
2026年8月
医療法人社団宝徳会 小鹿病院
院長 山田 孝